2015年

サソリ

廃器 Ⅰ、Ⅱ

もう一度
2016年
metal arts|多摩美術大学工芸学科金属専攻三年展より(3月7日~25日 天王洲セントラルタワー1F・アートホール)

温泉染真鍮打込象嵌壷
[作者のコメント]
壷や花器、食器など「器」には様々な形がある・
「器」は見た目通りいろいろなものを受け入れる。そのものに染まるという白の意味が含まれていると私は思う。
そしてその器に形、模様を作り、最後は使用者の使い方により、作品が完成される。
そのような「ヒトが作る作品」というものを作りました。
[コメント]
多摩美術大学工芸学科金属専攻では彫刻的な制作をする学生が多い。
この展覧会の出品者15人の中で、伝統工芸的な制作を見せているのは天沼一人である。
その意味では会場で異彩を放っていたが、制作の方向はしっかり見定めているようである。
伝統的な技法を身につけていくと表現の可能性は無尽蔵に拡がっていく。
まだ習作段階ではあるけれども、これから先を楽しみとしたい。