WEB版『かたち』 since1979

 工芸評論「かたち」について


【口上】

工芸評論『かたち』 のウェブサイトです。 主宰/笹山央

1980年より「かたち」という言葉を屋号に掲げて、当世の工芸とアートの分野で創作されてきたものを対象に、主としてその論評を書くという仕事をしてきました。
今日、手仕事とリベラルな思考とは時代に置き去りにされつつある感がありますが、リベラルな思考は人類が獲得してきた「自由と平等」を実現する唯一の道であると信じ、最後に人間を救うものは手仕事であると信じます。
この信念のもとに、「猫も杓子もAI」のこの時代に、手仕事系の創作を見続け、その可能性と見果てぬ夢を追っていきたいと思っています。
『かたち』のロゴの字は、書家の井上有一さん(1916-1985年)に書いてもらいました。1979年、季刊現代工芸評論誌『かたち』 創刊の際にお願いしたものです。(これまでは、前衛いけばな作家中川幸夫さんに書いていただいたものを使ってきましたが、ここでは井上さんの字を使わせてもいます。)

【事業概要】
1.工芸評論――著述、展覧会(作品)講評、講演、セミナー、ほか
2.展覧会・催事・サロン企画・作品販売
3.出版企画・編集―――作家作品集、エッセー集、工芸・美術批評冊子など
4.講座の開講――――かたち塾、紬きもの塾
1.~4.の事業にかかわる業務全般を承ります。

【笹山央プロフィール】
1950年                香川県生まれ
1975年                京都大学文学部哲学科卒業
1975~79年        美術月刊誌『点描』(美術報知社)記者として活動。同誌に「現代の陶芸」を連載。
1979年                 美術報知社より独立。季刊工芸評論誌『かたち』を創刊する。
1983~85年        『かたちノート』発行。
1986年                 『かたち』復刊。
1991~93年         『陶100』(京都書院刊)を総合編集。
1994年                 復刊『かたち』第25号発行後、再び休刊。
1995年~98年      FAXによる『かたち通信』の発行。
1997年                   『陶21』(同朋舎刊)を編集。
2002年                  栃木県鹿沼市にて薪窯焼成の研究を開始する。
2003年                  『新かたちノート』発行開始。
2005年                   栃木県の地方紙下野新聞のコラム〈しもつけ随想〉に寄稿(連載5回)。
2007~2008年     メールマガジン[かたち21フォーラム]配信
2008年                   1月「かたちの会」発足。会誌『かたち』を編集発行。
2014年                    単行本『現代工芸論』(ギャルリ・プス企画編集)を蒼天社出版より出版
2000~2016年       多摩美術大学非常勤講師、「現代工芸論」を講義する。
2015~2017年        「かたち塾」開講(年間5回)
2015~2018年        神奈川県展覧会の審査委員を務める。
2018年春                 現代工芸論評誌『かたち―人は日々』発行開始予定

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工芸雑誌『TAIKI plus』No.01特集「千葉の陶芸家たち」(2005年)、同No.02『三重の陶芸』特集(2006年)、同No.03『萩焼』特集(2008年)、同『瀬戸の陶芸』特集(2009年)に作家解説など執筆。その他、『染織α』、『炎芸術』、『挿花』(小原流月刊誌)、『陶磁郎』、月刊誌『土地家屋調査』などに連載コラムを執筆。