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LIVE講義スケジュールと内容

 

会 場●狩野グラススタジオ 東京都港区元麻布2-5-17  地下鉄南北線・大江戸線「麻布十番」駅

アクセスはこちらをご覧ください。

受講料●1,000円(各回毎)

 

スケジュールと内容
第1回 5月11日 (金) 5:00~6:30p.m. 工芸と工業(決定的な違い)
   ①生産量の観点から   工業は大量生産、需要者は不特定多数。工芸は一品または少量生産。需要者は限定的。
   ②規格性の観点から   工業は規格が定められて均一的、消費期限を明示。工芸は限定されない。
   (※その他―――工業製品は市場を伴い、他の製品との競争を免れない。工芸には価格競争はない。
第2回   26日 (土)   3:00~4:30p.m. 工芸と美術(決定的な違い)
    ③ コンセプチュアリズム  美術は概念性、思想性が求められる。工芸は求められない。
    ④ オリジナリティ   美術はオリジナリィを重視する。工芸は重視しない。「写し」が認められる。
第3回 6月15日 (金) 5:00~6:30p.m. 「伝統工芸」とは? 
    ⑥ 西洋志向とナショナリズム   民族的・国家的アイデンティティの拠り所としての「伝統」
    ⑦ 伝統工芸展と伝産  日本工芸会主催の「日本伝統工芸展」と「伝統的伝統的工芸品産業振興協会」の定義。
第4回   30日 (土) 3:00~4:30p.m. 「現代工芸」とは?
    ⑧ 「用途の否定と工芸素材による造形表現  戦後の前衛運動としての「用途の否定」。「工芸素材による造形表現」
    ⑨ 「アート」志向   西洋の近代的芸術思潮の導入。現代美術志向。
第5回 7月13日 (金) 5:00~6:30p.m. そもそも「工芸」とは?(1)
    ⑨ステータスを示す  古典時代の工芸は王権のステータスとして、貢納や副葬などに使われた。
    ⑩希少価値を担う   名品は家宝とみなされ、茶道具など希少・価値の高さで財を補完する。
第6回 8月24日 (金) 5:00~6:30p.m. そもそも「工芸」とは?(2)
    ⑪ 生活道具としての工芸  生活道具に工芸としての意義・価値を認めたのは昭和初期の民芸派。
    ⑫美と実用      “用の美”を提唱したのは民芸派だが、近代工芸派の“用の美”は機能と装飾(造形美)を調和させた工芸。
第7回 9月8 (土)  3:00~4:30p.m. 工芸の骨格は科学・工学 
    ⑬ 近代以前の工芸   染織、窯業(陶磁器、金工、ガラス)は国家の基幹産業として営まれた。
    ⑭ 科学としての工芸  素材の性質を研究することは自然科学のテーマ。「自然の合理」もある。
第8回   30日 (日) 3:00~4:30p.m. 民芸(民衆的工芸)とは?
    ⑮ 美の主体としての国家、民衆、個人  古典時代の工芸を創ったのは国家。民芸派は「民衆の工芸」を発見し、 西洋近代の個人主義が「美の主体」を個人に見出した。
    ⑯ 民芸の現代的意義   無名性と有名性の矛盾の問題。国家、民衆、個人の関係をどのように考えるか
第9回 10月12日 (金)  5:00~6:30p.m. ”用の美”とは? 
    ⑰ 近代工芸と民芸の”用の美”    “用の美”を提唱したのは民芸派だが、近代工芸派の“用の美”は機能と装飾(造形美)を調和させた工芸。
    ⑱ 日本美の本質としての”用の美”  日本美における創作の基本的なモチベーションは“おもてなし”(茶の湯に見る美の世界がその代表。その他、生活道具に見る合理性の美
第10回  28日 (日) 3:00~4:30p.m.  自然素材と複製素材 
    ⑲ 自然素材とは?    自然素材についてのいくつかの誤解。
    ⑳ 現代工芸は複製素材が主流  複合素材とは人工素材のことであり、工業的に加工された素材である。

全10回の開催ですが、各回毎にご自由に聴講してください。

お聴きのがされた場合は、投稿サイトのダイジェスト版をお聴きください。