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寺澤彰紘[ガラス工芸]

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富士山の南側の裾野、富士宮市に工房を構えています。
色ガラスの器作りが中心ですが、ここではランプシェードにテーマを絞りました。
ランプシェードを支える金属ベースは銅のパイプで作られています。
寺澤さんの自作によるもので、ランプシェードとのコンビネーションも一つの見所に撫手います。
最近作はLED素子の効果を生かすための形と色の工夫が見られます。

 

 

(左)

あかり「ファンタジックグリーン」

35×20×20cm

 

(右)

あかり「クールダウン」

30×20×20cm

 

 

(左)

あかり「恋衣」

45×50×20cm

 

(右)

あかり「光のエンタシス」

60×20×20cm  個人像

 

 

(左)

あかり「X番目の果実」

30×20×25cm 個人像

(右)

あかり「蛍雪」

30×20×15cm 個人蔵

 


略歴

1942年静岡県磐田市に生れる

1965年㈱テルモ入社

1984年㈱テルモ退社

1986年東京ガラス工芸学校第4期生卒業

静岡県富士宮市に工房〈酔硝〉開設以後、毎年国内各地で個展/日本クラフト協会会員

 


[論評]冊子「人は日々」No.04より)

 光の透過性ということについては、寺澤さんも充分意識していて、〝あかり〟の表現に焦点を当てた照明具の制作で寺澤さんの世界が築かれています。〝あかり〟の世界は、歴史的にはアール・ヌーボーとアール・デコの流れがありますが、そのどちらでもない寺澤さん独自の世界が探求されています。
 いわゆるランプシェードの造形と色彩に試行錯誤が重ねられています。加えて、照明台を胴のパイプで装飾性豊かに造形していて、ランプシェードとのデュエットが楽しめます。私の見るところでは、この〝あかり〟シリーズの中に、寺澤さんの本領が秘められているように思われます。寺澤さんは根はアーチストであるので、自分の感覚を解放していく方向で制作を進め、光と造形が織りなすロマンあふれる世界が生み出されてくることを期待してます。