[人は日々]
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衝立の形や開いた本の形をしたガラスのオブジェ作品が代表作です。
一見したところでは板状のガラスを数枚重ねて大きく波立たせた形をしています。
その中を複数の色ガラスで流れるような彩色がされ、文字が書かれています。
『源氏物語』の文章が書かれているようですが、見る角度によってほとんど見えなくなったりします。
制作のプロセスがかなり手が込んでいそうです。
古典的な雅びと、現代のガラス造形とがドッキングした独特の耽美的世界が表されています。
略歴
1957年岐阜県関市生れ
1982年武蔵野美術大学卒業
1991年より国内外で個展、グループ展多数
1992年玉田Glass工房設立。溶鉱炉、その他すべての設備を自作設計製作し築炉。
2004年”MIYABI”を発想の基軸に創作を開始する。同テーマで香道、華道、書道、音楽など他領域のアートとのコラボレーションを試みる。
[論評]冊子「人は日々」No.03より)