[人は日々]
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2018年1月に開催された個展から[於・ギャルリ・プス(東京・銀座)]
1878年築の古民家を訪ね、そこで出会った古い生活用具を素材にして制作。
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[プロフィール]
1947年 京都府生まれ
1973年 東京教育大学教育学部芸術学科彫塑専攻卒業
1974年 千葉県立千葉盲学校 教諭(1998年まで)第4回日本陶芸展(毎日新聞社主催)で外務大臣賞受賞
以後、個展、グループ展多数。
2012年 「彫刻を聞き、土を語らせる 西村陽平展」 愛知陶磁資料館
〔海外での展覧会〕
- TOJI, Avant-garde et tradition de la ceramique Japonaise (フランス国立陶磁器美術館/セーブル・フランス)
- 個展(ケビン・モリスギャラリー/ニューヨーク
個展(CCCD Gallery/香港)
- 個展(Neuberg Art Space/香港)
2012年 個展 「Apo-Calypse, Beard silverware factry」(クラレンス・スイス)
2013年 個展(ケビン・モリスギャラリー/ニューヨーク
個展(CCCD Gallery/香港)
〔パブリック・コレクション〕
滋賀県立陶芸の森美術館、高松市美術館 滋賀県立近代美術館(「時間と記憶」1996制作)、東京都美術館、山口県立美術館、呉市美術館、パリ装飾美術館、東京国立近代美術館 エバーソン美術館、和歌山県立近代美術館、ビクトリア&アルバート美術館 愛知県立美術館、国立国際美術館
[論評](冊子「人は日々」より)
西村さんの創作の基本的なコンセプトは「物質の変容」である。それは「事物はすべて移ろいの中に在る」ということであり、移ろいを透かしてその奥にある“永遠”を見ようとするものである。その方法として焼成(移ろいの圧縮による“永遠”の浮上)があり、また、常温下の事物の移ろい(変容)としてのゆるやかな崩壊現象へのまなざしがある。
西村さんは今、社会的な職務から解放され、房総半島の太平洋に面した場所に焼成窯を構えて、腰を据えて制作に取り組んでいく境遇を獲得している。ここには、一所にとどまって仕事に打ち込もうとするイメージがある。時空の中を、とどまりつつ移ろっていく。とどまりと移ろいの二律背反的な構えが、現在の西村さんの創作の在りようを表しているように思える。